こちらのページで表示されている内容は、過去のスマイルスタジアムの放送内容です。

Smile・・・meets!?

タイトル

奥会津にSmile meets…!?放送日:2014年10月11日

“秋深し 隣はなにを する人ぞ”(松尾芭蕉)
現実が見える秋になり、俳句のひとつも覚えてみた中静ですういっす!
そうなんですよ。お隣さんは何してるのかなぁ、なんて人恋しい季節ですが、
あいにく僕の隣には人がいないわけでございまして…(相方その他もろもろ)。
とても気になった僕はおじゃましました!新潟の「隣の」福島県!
しかもわれらが新潟と県境を隔てたホントのお隣・奥会津と呼ばれるエリアなんです。
不勉強のあまりこれといった知識もないままの“手ぶら旅”、するとありましたありました!
観光に必要な要素がギュギュッと詰まった玉手箱状態だったんです!



早戸温泉つるの湯

住所:福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888
TEL:0241-52-3324

僕ももうすぐ芸歴20年。ロケと呼ばれるものもさんざん経験してきましたよ。その中でも旅ロケというのは、暗黙の了解のような流れがあるんです。
「中静旅法」(自分の中で決まった旅ロケのルール)によると、そこは最初に行っちゃ行けないところなんです!溜めて溜めて、もう辛抱たまらん!っていうタイミングでドーン!と出るから心地よい。それが温泉パートなんです。
僕が約20年かけて築いたルールを簡単に崩して、ほぼ朝イチでうかがった温泉はその名を「つるの湯」といいまして、開湯してからおよそ1200年の有名な薬湯…
1200年!?なに1200年って? 1200円じゃなくて?払えるよ?1200円。
聞けばこちら、およそ1200年前の、まだ人もほとんど住んでいない時代に、一羽の鶴が飛来してこの地でじっとしていたことがあったんだそうです。
あまりに動かない様子を怪しんだ農民がそーっと近くに行って覗いて見たところ、鶴の足は傷ついてるわ、じっとしている場所から湯気が立ってるわで2度びっくり!
鶴が去った後そちらに浸かってみると、傷は治るわ疲れは取れるわと、もう何度びっくりしたかも忘れるほどの名湯だったそうな。やがて、この噂を聞きつけて来た人たちのために湯治場として作り上げ、つるの湯として親しまれてきたそうな…。と、なにやら見てはいけないものを見てしまった家政婦調にしゃべってしまいましたが、とにかく今でも各地から湯治客が訪れるという、全国でも指折りの薬湯・つるの湯。
僕の600倍以上のキャリアを誇る大先輩は、静かに癒してくれるのでした…。

三島町観光交流館 からんころん

住所:福島県大沼郡三島町大字宮下字宮下214-5
TEL:0241-48-5000(三島町観光協会)

芸歴1200年のつるの湯パイセンを別れを告げた僕は、三島町の中心地・宮下駅前へ。
駅前で、古民家を改装して作られたという三島町の観光交流館「からんころん」は、訪れた観光客にさまざまな情報を提供しつつ、町の特産品などを展示・販売しつつ、コーヒーや軽食も楽しめるというスポット。このエリアの特産「会津桐」は数ある国産の桐材の中でも質が高いらしく、タンスや下駄、茶筒やコースターなどが製品として加工・販売されています。
そのほか、マタタビや山ぶどうのつるなどを使って作られるカゴやザルなどの編み組工芸品づくりも盛んでして、聞けばこういった手仕事は農作業ができない冬場の仕事として、現代の地域の人々にも脈々と受け継がれているのだとか。
ちなみにこちらでは奥会津に移住したご夫婦が作っているという無添加クッキーとコーヒーをいただいたわけですが、このコーヒーもまた、桐材を炭にしてろ過した水を使っているのだとか!
桐だけに、使い方にもキリがないようですなぁ…(個人的に爆笑中)

ログハウスどんぐり

住所:福島県大沼郡三島町名入諏訪ノ上410番地
TEL:0241-52-2932
営業時間:10:00〜17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、その場合翌日火曜定休)

少ないギャラでたくさん働く、コスパ芸人の僕でも、さすがにクッキー3枚でロケを乗り切るのはしんどい!というわけで運良くルーレットが導いてくれたログハウスどんぐりは、文字通り丸太の優しい空気に包まれた、ペンション的な空間です。口数の少ない、でも目元はキリッと鋭いご主人が作ってくれたのは、地元特産の会津地鶏をシンプルに調理した「会津地鶏塩焼き定食」!
こんがりキツネ色の皮目はパリッ!そしてジューシーに焼き上げられた中のお肉は、おもしろレポートをするという僕の野心をすべて食欲に塗り替えてしまうほどの  魅惑的なルックス!叶姉妹か!!!!ということでいただきました。感想はあえて書きません。めんどくさい…ウソです。必要あります?美味しいに決まってるじゃないですか。
聞けばこの会津地鶏、もともとは平家から都落ちした兵士が愛玩用(見て楽しむ)に持ち込んで以来、脈々と受け継がれる品種で、町おこしの一環にと改良を重ねつづけ、約25年かけて現在の食用としての会津地鶏に辿り着いたんですって。
僕すごーく穏やかにお話したつもりだったんですけど、すんごい事が隠されてたのわかってました? …………。なんだよ600年前って!平家!? 1200年前の温泉に600年前の地鶏!?遺跡だよ遺跡!!!
ふぅ…。少し取り乱しました。しかし味は確かです。ホントに美味い!そしてこちらのご主人、町の観光協会長さんです。どんだけ偉いんだよぉ!

フゥ、フゥ…。冷やかしてるわけではございません。フゥ…、旅のシメは、全国にも名高い絶景ポイントから。鉄道を撮影するのが3度のメシより好きな、フゥ、いわゆる“撮り鉄”さんたちの絶大な支持を集めるポイントがあるということで、ハァ…、「道の駅みしま」から徒歩で数分という、ヒィ…、ちょっとした山道を登っているんですが、オエ…(失礼)。キツいよ!けっこう急だよ!と、軽くキレ出したところで到着しました。うおー!絶景!!山と川と鉄橋の絶妙なバランス、そこを列車が走りゆく光景はさながら絵画のようでもあります。素晴らしい…。 “撮り鉄”さんたちが撮影ポイントを探し求めて自分たちで道を作り、やがて町公認の観光スポットにまで認定されたというこちらのポイント。 正直ちょっと開けた場所にしか過ぎず、お世辞にも広い場所とは言えません。 大人が10人も立てば程よく混雑するような場所。この場所に、すごい日には150人も撮り鉄さんたちが集結するのだとか!10人のスペースに150人ってなんだよ!列車撮るのに撮る場所が満員列車ってダジャレかよ!…取り乱しました。

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